1,災害に強い街づくり

2013年(平成25年)台風18号は伏見区全域で大きな水害被害を起こしました。二度とあのような水害被害が起きないよう、桂川・宇治川・木津川の治水対策に取り組みます。具体的には河川・堤防の改修、天ヶ瀬ダム・日吉ダムの事前放流の高度化や機能強化、宇治川上流に計画されている洪水調節機能に特化した大戸川ダムの早期着工・早期完成に向けて取り組みます。また、災害に強い街にするため無電柱化の推進、災害が発生した場合に備えて避難所における良好な環境を確保するための防災備蓄の充実や災害時の安全の確保、被災後の早期復旧ができるための対策強化を進めます。

2,農業をもっと元気に

農業経営が安定するように基盤を強化するためのサポートをしていきます。農業を通じた地域交流の活性化や、地産地消をさらに進め、若い農業従事者がやりがいをもって農業に取り組める環境づくりに取り組みます。例えば、経営の安定や営農規模の拡大にむけた各種補助金の拡充、多様な流通形態を活用できる環境整備、都市型農地バンクの整備を進めることで効率的な農地の確保ができる環境をつくっていきます。

3,高齢者医療・介護福祉問題

今後10年間に高齢者医療・介護・福祉が大きな問題となっていきます。団かい世代の親を持つ一人として課題に取り組みます。そして、障害を持つ方に寄り添い、支え合う府政の実現に取り組みます。具体的には、地域医療のさらなる充実、地域包括ケア推進機構による認知症施策・総合リハビリテーションの推進や、居宅サービス、地域密着型サービスの充実、医療と介護の連携の促進に取り組みます。

4,若者支援、少子化・子育て支援

京都府の合計特殊出生率は全国ワースト4位(2021年)と、全国的に比べても特に少子化が深刻な状況です。また、京都は他の都道府県に比べて若い世代の転出率が高くなっています。原因の一つに土地の価格高騰で若い世代の住居費の負担割合が高くなってしまっていることが挙げられます。子育て世代が子どもを安心して産み育てられるための支援、街づくりに取り組みます。具体的には、子育てにかかる教育費の負担軽減をさらに進めます。また、若い世代が住みやすい活気ある街に向けての都市計画の見直しや規制緩和、新婚・子育て世帯の生活に必要不可欠な住宅確保の支援、子どもが課外教室など積極的に利用できるための支援、仕事と子育ての両立がしやすくするための環境整備に取り組みます。

5,スポーツ振興・地域活性化

スポーツを通じて地域がもっと元気になるためのスポーツ環境の充実を目指します。例えば、東京オリンピックで注目を集めた新種目「スケートボード」は多くの子どもたちが興味をもったスポーツです。また、サッカーW杯では日本中が日本代表の活躍に盛り上がりました。伏見区内に子どもたちが安心・安全にスポーツを楽しめる環境、特にスケートボードをはじめ都市型スポーツを楽しむことができる環境の整備を目指します。

地域の顔である商店街や頑張っておられる個人商店がもっと元気になるための環境づくりに取り組みます。例えば、頑張っている個人商店を支援するための制度の拡充や、SNS等を活用し特色ある商店を幅広く紹介し魅力ある商店街・個人商店を民間と協力して広くアピールできる環境を整備して活気ある街づくりを進めます。

6,伏見・京都・関西をもっと元気に

伏見は豊臣秀吉・徳川家康時代に政治の中心として発展した歴史や古くから交通の要衝として発展してきた歴史があります。2023年に京都へ文化庁が移転するのを契機に歴史遺産が多く残る伏見の価値をもう一度見直し、伏見そして京都の魅力を一層高めていきます。周辺の市町村とも観光政策で連携し、地域全体で魅力を発信していきます。関西の活性化は東京一極集中を是正し、日本全体の経済を活性化することにも繋がります。

7,動物とのもっと豊かな共生社会を目指します

動物は生活に癒しや安らぎを与える存在であり、飼い主にとっては家族の一員です。人も動物も共に暮らしやすい街づくりに取り組みます。具体的には府市協調で実現した京都市南区に開設された「京都動物愛護センター」が目指している殺処分ゼロに向けて取り組みを進めます。また、災害時に課題となるペットの避難も避難所で一緒に過ごせる環境づくりをさらに進めていきます。

8,府市協調による効率的な行政運営よって財政健全化を促進

京都府と京都市で重複する行政機構の一元化を促進し、効率的な行政運営を進めます。そして、コロナ禍で大幅減少した京都市の税収回復のためにも住みやすい街と観光産業の発展の両立を維持しながらコロナ禍後の発展的な観光政策をすすめ、京都市の税収回復を後押しします。